ネットワークでの弾劾裁判では,判決は出ている。そして,その判決は,金輪際同社を許さないだろう。
アドビ社は電子ブックソフト「eブック・リーダー」の日本語版をリリースし,商業サービスを開始した。イーブック・イニシアティブ・ジャパン社,中央公論新社,パピレス社などがコンテンツの販売を行う。
ドミトリー・スクリャロフの逮捕という恥ずかしい一件を引き起こし(過去記事),きっとなにも考えずに日本支店でもおんなじことをはじめようとしているのか,アドビは。あるコミュニティに顔を出すと,アドビへの非難はまだ治まっていない。日本でも同じサービスを開始する会見があった話をすると,あからさまに呆れていた。いや,アドビの,強がってはみたけど非難されそうなのでやめてそのまま中途半端なままにしている姿勢は,風当たりをより強めているだけのようだ(CNET Japanの記事)。
いまだにスクリャロフは故郷に帰ることができず,アドビは彼が指摘していたファイル保護の脆弱性を修正するでもなく,安穏と日本でも金儲けをはじめようとしている。そのダメなプロテクトのままだ。まぁぢゃあどんなプロテクトがあるんだと云うと,そんなものは存在しないんだけど。すでにスクリャロフのアドバンスド・eブック・プロセッサーは世に出回っているし,別にそれを使って得られるのは,金を払って当然得る権利だ。MSの電子ブックソフト「リーダー」もそうだが(過去記事),今この事業にコンテンツを提供する会社がかわいそうなだけ。まっ,そんな愛のないプロテクトをコンテンツに平気でかけるような人たちのことなど,知ったこっちゃないけど;-P。
|